講座・教室
国際保健学専攻は、国際保健政策学、国際地域保健学、人類遺伝学、発達医科学、人類生態学、生物医化学の6つの基幹分野に協力講座が加わって構成されています。
国際社会医学講座
国際保健政策学教室
教室のミッションは、国内外を問わず科学的根拠に基づいた政策を推進し、人々の健康増進に寄与することです。気候変動とグローバルヘルス政策に関する研究を行っています。
国際地域保健学教室
低中所得国と日本において、人々が自らの健康と福祉を管理でき、かつ改善できるよう、地域での活動を通じて健康格差縮小を目指す研究と実践を行っています。
国際生物医科学講座
人類遺伝学教室
遺伝の分子機構や人類進化史の解明、疾患感受性遺伝子や難病の原因遺伝子同定、癌のゲノム解析による発癌メカニズム解明、などのヒトゲノムに関する様々なテーマの研究を行っています。
発達医科学教室
1966年に日本で最初に母子の健康に関する研究を目的に設置されました。
感染症学、ウイルス学、実験動物学・ワクチン科学等の学術を用いて、人間に対する新興・再興感染症、神経系感染などの病態の解明、診断法、予防法等を、グローバルヘルス(国際保健学)の立場から、実験的、調査的手法で研究を行っています。
人類生態学教室
人間が環境とどのような相互作用のなかで生存しているかという視点に立ち、集団ごとの健康問題が形成されてきた生態学的・文化的プロセスを解明するための研究をしています。腸内細菌叢の栄養機能、出生力低下のメカニズム、生態系の化学的特徴と健康の関連、近代化の健康影響などが主たるテーマです。
生物医化学教室
寄生性原虫、特に熱帯熱マラリア原虫、赤痢アメーバ原虫、リーシュマニア原虫を材料に、生化学、分子細胞生物学、逆遺伝学、ライブイメージング、オミックス解析等の手法を用いて、原虫の感染性に関わる機構や代謝系の研究を行っています。
協力講座
国際環境医学
脂質生物学と環境毒性学に関する研究を行っています。
医学教育国際協力学
医学教育・医療関連専門職の教育に関する基礎理論を国内外に広め、それによって広義の医療の改善を図る研究を行っています。
国際環境保健学
環境と人間の健康との関係を研究し、疫学研究の専門家を育成することを目的としています。気候変動、大気汚染と健康に関する環境疫学研究を様々な国で行っています。
国際交流室
医学部および医学系研究科における教育や学術活動の国際化を支援しています。